大豆のたん白質は、昔は牛乳や卵など、動物性のたん白質と比べて、質的に劣るといわれ
てきました。アミノ酸は一定の比率でたん白質の合成に使われるので、必須アミノ酸が
一種類でも不足していると、その不足したアミノ酸に対応した量しか、たん白質はつく
られません。
つまり、たん白質が十分に合成されるには、必要なアミノ酸がすべて揃っ
ていなければならないわけです。1973年にFAOとWHOの合同委員会が策定した必須アミノ
酸必要量では、大豆は、メチオニン等の値を満たしていなかったのです。
しかし、必須アミノ酸の必要量は、後で述べる測定方法の進展などにより、1985年に
大きく見直されました。改訂後の必須アミノ酸必要量では、大豆のたん白質は、各年代
の必須アミノ酸の必要量をすべて満たし、アミノ酸スコアでは最高点100のたん白質であ
ることが明らかになりました。
他の食品と比較してみても、大豆のたん白質は、牛乳の主たん白質であるカゼインや卵白
と同レベルで、牛肉などより、質的に優れていることが分かります。
なお、必須アミノ酸の必要量は、昨年2007年に再度改訂されていますが、その値でも
大豆のたん白質は、すべての必須アミノ酸の必要量を満たしています。
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